部屋に入れない

ある知り合いの女性が体験した本当の話を紹介したいと思います。
その女性は大学生の時ワンルームマンションで一人暮らしをしていたそうです。
近所にコンビニに行く用事があると鍵を掛けずに外に出かけていたということです。

その日もいつものように鍵を掛けずにコンビニに買い物に出かけました。コンビニまでは徒歩五分です。
買い物をして帰ってくるまでに十分、十五分くらいでしょうか。

ドアをあけて家に入ろうとしたところ、なぜか鍵がかかっていて部屋に入れなかったそうです。おかしいな?と思いました。もしかしたら合鍵を持っている彼氏がやってきたのかもしれない、そう思って彼に連絡をしました。
彼は自宅にいたそうです。不審に思いながらも合鍵を持って来てもらいました。
彼氏の合鍵で部屋を開けましたが今度はドアチェーンがかかっていたそうです。ますます不思議です。仕方がないので鍵屋を呼び、ドアチェーンを開けてもらいました。

嫌な予感がしつつ、部屋の中に入ると既に部屋の中は荒らされていたそうです。犯人は空いているドアから侵入し、用心深く鍵とドアチェーンをかけ、部屋を物色した後ベランダから逃げたのでしょう

ちょっとの間だから無施錠でも大丈夫、というこの根拠の無い自信がまんまと命取りになったということです。