ストーカーが来た

これもある人が体験した実際にあった話です。
ある男の人が当時付き合っていた女性に自分の部屋の鍵を渡したそうです。
最初は二人はそれこそお似合いのカップルでした。しかし、ちょっとしたことから口論になり、意見の食い違いが生まれ、別れることになりました。別れを切り出したのは彼氏でした。
しかし、彼女は泣いて抵抗しました。最後は半ば無理やりに縁を切る形でお別れしたそうです。

そんな別れ方をしたものですから、彼の部屋にはまだ元彼女の私物がたくさんありました。
そして合鍵も彼女に渡したままになっていました。彼はそのことが気になっていましたが連絡をとるのも億劫だったためそのままにしていました。

やがて、男性は新しい恋人を作ります。元彼女とのことも次第に記憶が薄れていきました。
しかし、ある時仕事から帰ってくるとなにか違和感がありました。微妙に部屋のものの位置が変わっているように感じられたのです。
不気味におもいつつも、特に気にしないでそのままになっていました。

それからまたしばらくして、その日は彼女を部屋に読んで二人で過ごしていました。テレビをみていたら急に彼女が「なにこれ?」と言います。彼女が持っているのは真珠のピアス・・・。何か見覚えがあります。そう、それは元彼女のピアスでした。
部屋にあった元カノの私物はすべて処分していたはずです。それがいまさらこんなものが出てくるなんて・・・。
そこで彼氏はその時はじめて合鍵の存在を思い出して身の毛がよだつ思いをしたのです。